大河ドラマ
第十三話「祇園闘乱事件」
なんというか、やっと白川の呪縛から解き放たれたんだなと思いまし
た。
誰がって、鳥羽院ね。

清盛が神輿に放った清盛の矢が何を意味していたのか、
というのが今回のテーマだったと思います。
白川院の作り上げた腐りきった世の中を打ち砕くために、
清盛の矢は放たれたのではないかと思います。
強訴は白川院の治世が生んだものですし、
だれもが寺社を傷つけることを恐れていました。
それは神罰が下るというものに他なりません。
ですが清盛は決して恐れませんでした。
だからこそ、清盛の矢には意味があったのだと思います。

そして鳥羽院に「朕を射よ」と言われ、
言われるままに射るまねをした清盛。
清盛の誕生が白河院に災いをもたらすのは、
清盛が白河院の作った世を乱すという意味だったのかもしれません。
あの時流れた鳥羽院の涙の意味を問いかけたいですね。
鳥羽院に流れる白川の血、
清盛に流れる白川の血。
似ているようで違うのでしょう。

そしてもう一人の重要人物内大臣。
信西に自分に賛同していると思っていたようですが、
信西は元々信念を持ってあの場に立つことを決めました。
その信念と、頼長の信念は似たようで違っていたのかもしれません。
それはやはり清盛があったのでしょう。
清盛を邪魔とする頼長と必要とする信西。
ここに大きな差がありました。

さて、いよいよ家盛ですね。
次回が奉納ということはあと2年で死んじゃうってことじゃないですか!
ここまで話が進んだかと思うとちょっと切ないです。
ということはもうすぐあの人もあの人もいなくなるわけで。
義朝はやっぱり清盛を失いたくないんだな、ということも分かる回でし
た。





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