大河ドラマ
第十六話「さらば父上」
お父ちゃーーーーーーん!!!!!!

やっぱりお父ちゃんはお父ちゃんだった。
と思わざるを得ない回でした。
というより、今回は「父」に焦点があてられていたような気がします。
@清盛
自分への父の思い、そして父としての息子への思い。
平三郎が剣を持ち上げようとがんばっているのを励ます姿に、
かつて海で見た父の姿が重なっていたのかなと思います。
A義朝
この人もやはり父がいて、息子がいる。
父が源氏を反映させるために何をしてきたのかは知っているんでしょう。
ですが、今父に対しての答えが見えないのだと思います。
そして息子に見せた父の優しい顔は、かつて自分も見たものだったのでしょう。
ここで邪魔が入らなければ…。。。
B為義
この人も親なのです。
義朝の親であり、源氏全体の親なのです。
しかし、爺は孫に弱い。。。
C忠盛
何より忘れてはいけない人ですね。
この人がいなければ、平家も、清盛も成立していなかったのですから。
しかし忠盛だって人間ですから迷います。悩みます。
その答えをずっと探していたのです。
御所で為義との会話がとても穏やかであったことが本当に嬉しかったです。
これがこの人の人徳なのだなと思いますね。
忠盛はいつまでも忠盛だったのです。

平家一門が会したとき、経盛を飛ばしたのはわざとかなと笑ってしまいました。
しかし、子供たちに形見分けしたのはそれぞれに必要なものだったのだと思いま
す。
清盛には時には自分を守るということの大切さ、
頼盛には時には自分から立ち向かうことの大切さ、
教盛には時には自分を遠くから見つめることの大切さ
経盛には時には自分から前に出ることの大切さ、
それぞれにそれぞれの必要なものなのかも知れません。
だって命がなかったら大切なものも守れませんからね。

そして自分がここまで闘ってきたのは武士の世を作るため。
どんな権力にも、どんな脅しにも決して屈しない、
それが忠盛の強さであり、あの剣のあり方なのかなと思います。

最後の親子の対面を見て、
人は死んだら思い入れの深い人のところへ訪れるというのを思い出しました。
きっと清盛にもその形となって訪れたのだと思います。
しかし温水さん、すごい怪しい人にしか見えない。。。





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