大河ドラマ
第十九話「鳥羽院の遺言」
今回は風の演出が見事だったなぁとおもいつつ。
あちらこちらに風がふいていて、
波乱の予感の少し冷たい風、
親子関係が崩れていく大風、
穏やかなときの流れの風、
それぞれどこに吹いていた風かわかりますよね。

保元の乱に向けてのエピローグ最後みたいな感じでした。
先の話をしてしまいますと、
保元の乱で為朝と義朝は敵対します。
最終的に義朝は為朝を殺すことになります。
これは源氏であればたくさん見られた光景ですね。

その最初が大河ドラマでは今回の弟殺しといえるでしょう。
義朝がどんどん変わっていくようですが、
清盛への態度だけは変わっていません。
彼にもどこかかしこにわだかまりや葛藤があるのでしょう。
最近の清盛はただその流れを受け止めるだけと言う感じでしたが、
ここにきて「本当に守るべきもの」のための決断を迫られました。

崇徳上皇は1歩遅かったのです。
いつまでも反抗期、ダダをこねるだけの子供だったのかもしれませ
ん。
そんな時に後白河帝の即位。
自分は結局報われなかったという思いがあったのでしょうか。
そして鳥羽法皇の長年の後悔ははれたのでしょうか。
ただただ鐘の音のみが響き渡っていました。





トップへ
戻る
前へ
次へ




inserted by FC2 system